はいたーい!管理人のミツです。
2025年5月末、復興作業中の首里城(しゅりじょう)を見学してきました(*^▽^*)
2019年10月31日に、火災により焼失した首里城。この火事により、正殿を含む9つの施設が焼損しました。
首里城が燃えた日のことは、今でもはっきり覚えています。

朝起きて、ニュースの速報を見てビックリして、ハチさんを急いで起こして。まだ、夢を見ているのかと思うほど現実味がなかったです
沖縄のシンボル、朱色の鮮やかな建物、美しい首里城。それは、まさに「沖縄の文化と誇り」の象徴なのです。そんな首里城が燃えていく様子に、多くの県民が喪失感を覚えました。
現在は、2026年の完成に向けて「見せる復興」をテーマに復元工事が行われています。
今回は、そんな復興作業中の首里城を見学してきた様子をご紹介します。
首里城(しゅりじょう)とは


首里城公園は、沖縄県那覇市にある沖縄の有名観光地です。那覇空港からは約10㎞の距離にあります。首里城は、かつて琉球王国の政治・文化の中心だった場所で、美しい朱色の建物が特徴です。



目を引く鮮やかな朱色の首里城。現在はこの正殿が修復作業中です。実は首里城、過去に何度か火災にあっているんです



江戸時代に1回、それに沖縄戦でも焼失しているんだよね。そのたびに復元されて、沖縄の力強さを感じるよね~
首里城は14世紀ごろに建てられ、王様が暮らしていたお城として知られています。中国や日本の影響を受けた独特の建築様式で、他の日本のお城とはちょっと違った雰囲気が魅力です。
入場料
首里城公園は、無料エリアと有料エリアがあります。
2025年時点での、有料エリアの入場料がこちらです。
入園料金 (一般) | 大人 400円 中人(高校生)300円 小人(小・中学生)160円 6歳未満 無料 |
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入園料金 (団体) ※20名以上 | 大人 320円 中人(高校生)240円 小人(小・中学生)120円 6歳未満 無料 |
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首里城公園は、嬉しい年間パスポートも販売しています!
入園料金 年パス | 大人 800円 中人(高校生)600円 小人(小・中学生)320円 |
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のんびり首里の風を感じたい沖縄県民はぜひ年パスを(笑)
駐車場
車種 | 小型車 | 大型車 |
料金 | 最初の60分400円 以降30分ごと200円 最大料金800円 | 30分あたり600円 最大料金2,400円 |
※令和6年7月1日に、利用料金を改定
首里城公園のサイトで、現在の駐車場状況を確認することもできます!
首里城公園サイトはコチラ
園内スポットをご紹介
守礼門(しゅれいもん)


守礼門は、首里城の正門の一つで、琉球王国時代の格式高い建築物です。「守禮之邦(しゅれいのくに)」と書かれた扁額(へんがく)が掲げられており、「礼節を重んじる国」という意味を持ちます。



2千円札にも描かれている有名な門で、沖縄っぽさが感じられるよ!



「礼節を重んじる国」っていうのが、また素敵だよね
守礼門は首里城公園の入り口近くにあり、訪れる人々が最初に目にする場所。晴れた日には赤い屋根が青空に映え、写真を撮るのにおすすめのスポットです(上の守礼門はミツがスマホで撮影しました!)早朝や夕方の柔らかい光の中での撮影もおすすめです。
瑞泉門(ずいせんもん)


首里城は正殿までにいくつか門があります。
守礼門 (しゅれいもん)→ 歓会門(かんかいもん) → 瑞泉門 (ずいせんもん)→ 漏刻門(ろうこくもん) → 広福門(こうふくもん) → 奉神門 (ほうしんもん)→ 正殿と続きます。
その中で、ミツがおすすめなのが「瑞泉門(ずいせんもん)」です!
「瑞泉」は「めでたい泉」という意味。



瑞泉っていう泡盛もあるよね!
\瑞泉酒造 古酒瑞泉/
実は、この瑞泉門のすぐ近くに「龍樋(りゅうひ)」という湧き水があるんです。


この湧水、実は王宮の飲料水として使われていたそうです。龍の石彫刻は、約500年前の1523年に中国からもたらされたもので、首里城の彫刻の中で唯一当時のまま残っているものです。



眩しい日差しに美しく映える瑞泉門と、その横にある涼しげな湧水で沖縄らしさを感じられます!
大龍柱(だいりゅうちゅう)


首里城正殿の正面にあった大龍柱。阿吽の龍の石柱は、尾を胴体に巻き付けて直立する琉球独特の形をしています。
この大龍柱、火災の影響を受けながらも奇跡的に立っていたのですが、多くの損傷が確認されました。今は復元作業が行われる作業場に置かれていて、間近で見学することができます。
正殿(復元エリア)


有料エリアに入ると、本来は正殿がどーんと現れるところに足場がばーんと組まれています。



本当に焼けちゃったんだなぁ
パネルに描かれた首里城正殿にしんみりしつつ進むと、「素屋根見学エリア」に到着しました。ここは、2025年6月8日までの期間限定公開でした。5月中にギリギリ見学できたのはラッキー。その先にある「首里城復興展示室」は、まだしばらく公開されているようです。
素屋根エリアは3階建てになっていて、各階に設けられた見学エリアから作業の様子を見ることが出来ます。









ふぉ~~!!すごい(*^▽^*)



美しく復元された屋根を近くで見れて、圧巻だね~
ガラス越しではありますが、屋根をこんなに近くで見られるのは貴重な機会でした。作業工程の説明パネルもあり、のんびり見学。正殿の特徴や赤瓦の組み方など、色々と勉強になります。


首里城復興展示室では、多くの資料が展示されています。獅子瓦など火災後の残存物の展示があり、首里城復興への歩みを映像で紹介しています。展示内容は工事の進捗に合わせて変わっていくそうです。
東(あがり)のアザナ


東(あがり)のアザナは、城郭の東側に築かれた物見台で、首里城公園一帯や那覇の街並みを一望できます。東は日が昇る場所なので方言では「あがり」といいます。
沖縄の方言で、東=あがり。西=いり。南=ふぇー。北=にし。と言います。北が「にし」なので、少しややこしいですね



いまは、作業の建物に首里城正殿が描かれているけど、2026年には復元した綺麗なお城が見られるよ!楽しみだなぁ~


物見台なだけあって、那覇の街を一望できます。風が吹いて気持ちいい!



琉球王国時代の王様も、こうやって那覇の街を見渡していたのかもしれないね~
レストラン首里杜(すいむい)で休憩


東のアザナを見学して、散策しながら総合案内所まで戻ると、すぐ近くにある「首里杜館(すいむいかん)」に向かいます。ここには、「レストラン首里杜(すいむい)」「カフェ龍樋(りゅうひ)」「ショップ紅型」などがあります。
お腹が空いたので、レストラン首里杜(すいむい)でお昼を食べることにしました。


広々としたレストラン。ここでは、沖縄そばやタコライスなど、沖縄ならではのご飯を食べることが出来ます。



ここで有名なのは、琉球王家御用達 玉那覇味噌「王朝みそ」を使ったメニューの数々!
「王朝みそ」は、2024年9月17日にテレビ番組「家事ヤロウ」で土井善晴さんがいつも使っていると紹介して有名になりました。あの松たか子さんも愛用しているようです。



あまりの人気に、いまはオンラインショップでもなかなか買えない状況が続いているようです(;´・ω・)
私も気になってスーパーを周ってみたのですが、沖縄でも品切れ続出で未だに入手困難な状況です。そんな王朝みそを、まさか首里城公園でいただけるなんて!まさに王様気分です。
「王朝みそ おぼろ豆腐セット(かちゅー湯付き)」


こちらは、ハチさんが注文した「王朝みそ おぼろ豆腐セット(かちゅー湯付き)」
かちゅー湯とは、沖縄で昔から親しまれてきたかつお節にみそを加えたシンプルな汁物。体を芯から温めてくれるとして、風邪のひき始めや二日酔い時によく食されてきました。



私も風邪をひいたときによく飲んでいたなぁ
ゆし豆腐とあわせて4段階の食べ方が楽しめる、やさしい味わいの定食です。お湯を注いで、自分で濃さを調整します。



雑味が少なくて、すごくまろやか~な感じ。シンプルだけど、染みる味わいで美味しかったです!
「首里の味噌 沖縄そば」&「じゅーしー」


こちらは、私が注文した「首里の味噌 沖縄そば」&「じゅーしー」です。
王朝みそを使った沖縄そば。沖縄そばと言えば、豚骨ベースのかつおだしが多いが、これは完全にお味噌汁(笑)こちらもとっても身体に優しい味わいです。
麺は平麺で、豚バラはしっかり味がついています。優しいお味噌のスープに合っています。具材は、もやしにレタスかな?これまた優しい具材。



美味しいけど、沖縄そばとは別物として考えたほうがいいかも(笑)
個人的には、沖縄観光の最初の「沖縄そば」にはおススメしません。沖縄そば食べたことがあって、ちょっと違ったものを食べてみたい方は挑戦してみてね。



思いがけず、王朝みそをいっぱい味わうことが出来ました(*^▽^*)
レストラン首里杜(すいむい)
住所:〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町1丁目1
TEL:0988862020
営業時間:9:00~18:00(L.O/17:30)
首里城の情報


復興中でも見どころ満載な「首里城公園」をご紹介しました!
所要時間は、スムーズに回れば30~40分ぐらい。ゆっくり楽しみながら回れば、1時間~1時間半ぐらいです。
最後に、首里城公園の情報をご紹介します。
名称 | 首里城公園 |
住所 | 〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町1−2 |
営業時間 (有料区域) | 4月~6月/10月~11月 8:30~19:00(入場券販売締切18:30) 7月~9月 8:30~20:00(入場券販売締切19:30) 12月~3月 8:30~18:00(入場券販売締切17:30) |
営業時間 (無料区域/駐車場) | 4月~6月/10月~11月 8:00~19:30 7月~9月 8:00~20:30 12月~3月 8:00~18:30 |
定休日 | 毎年7月の第1水曜日とその翌日の2日間 ※2025年は、6月4日(水)14時以降と6月5日(木)が該当日 |
電話番号 | 098-886-2020 |
駐車場 | 有料駐車場あり 詳しくはコチラ |
復興に向けて作業が進められている首里城。沖縄のシンボルが再び見れる日まで、あともう少しです。それまでは、再建中の「今」しか見られない首里城を見学するのも、色々と勉強できて楽しいですよ。
暑い日が続きますが、皆さん熱中症対策をしっかりとって沖縄を楽しんでくださいね(*^▽^*)
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